2012年5月13日日曜日

最近のインスリン療法について

インスリン療法というのは、糖尿病によって不足しているインスリンを補うために、
体の外からインスリンを補充する治療です。

インスリンはすい臓から出るホルモンで、血糖値を下げるただ一つのホルモンです。
「糖尿病」はすい臓から出るインスリンが減少するか、またはインスリンの働きが
悪くなったことによって、インスリンが不足し、血糖値が下げられなくなった状態
です。

注射で補充したインスリンは、すい臓からのインスリンと協力して血糖値を下げる
ことになります。

インスリン療法の効果
インスリン療法は、血糖値を下げるインスリンが足りない、または働きが悪い状態
のときに、必要なインスリンを注射で補う方法です。ですから確実に血糖値が下が
ります。

1日を通して血糖値のコントロールが良くなったり、食後の血糖コントロールが良
くなったりして、体調が良くなったという人も多いです。

インスリン療法を始めて・・
開始する前は60%の患者さんが不安を感じているようです。ところがいざ始めて
みると、自分の治療に向き合っている気持ちが持て、思っているより注射は怖くな
かったと実感している人が多いようです。

実に59%もの患者さんが、インスリン療法に満足しているとアンケートで答えて
いるようです。

インスリン療法の注射器
まずは下の写真を見てください。


採血用の注射針に比べ、針の太さで1/3、長さで1/5の微細な針を使用してお
り、わたしの母親は「まったく痛くない」と言っていました。

微細な針で挿入時の抵抗が非常に少ないことに加え、痛みを感じにくいおなかや
上腕部などを選んで注射をするからです。

注入量も間違いが起こらないようダイヤル式になっており、数字を決められたもの
に合わせるだけで、一定の注入量が供給されるようになっています。

インスリン用注射針を見てあまりのその細さに、思わず蚊のクチバシを思い出しま
した。蚊のクチバシはものすごく細いので、人の神経の間に挿入されるため痛くな
いのだそうです。

生活での制限について
普段の生活や外出などで、ライフスタイルが大きく変わることはありません。
特にあれがダメ、これがダメというような制限はありません。

1日1回のインスリン注射と飲み薬をしっかりと行えば、旅行・運動・食事などで
制限されることはありません。

一生続ける必要がある?
血糖コントロールの状態によって、ずっと続ける患者もいますが、すい臓の力が回
復して飲み薬だけに戻る患者もいるようです。

インスリン療法によって血糖コントロールが良くなり、すい臓の負担が軽くなるた
め、早く治療を始めるほどすい臓の力が回復し易いとのことのようです。

インスリン療法を続けてすい臓の力が十分に回復すると、インスリンの注射の量や
回数を減らせるようになった人も、かなりいるようですね。

注意点
規則正しい生活、バランスの良い食事と運動が大切です。量に注意すれば好きなも
のを食べられますし、自分に合った運動ができます。

低血糖(血糖値が下がりすぎた状態)には十分注意を。低血糖は普段よりも食べる
量が少ない、食べる時間が遅れる、運動のしすぎ、また飲み薬やインスリン量が多
過ぎると起こります。

生活リズム、注射のタイミングを守り、もし低血糖がおきたら糖分をとってきちん
と対処すれば、回復するようですね。

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